6月と言えばプロ野球は「交流戦」。今年は6月3日から始まる。

 球界再編の翌年の2005年から始まったが、2020年は新型コロナ禍で中止になったために、今年でちょうど20回目となる。「セ・パ交流戦」と銘打っている通り、1950年の2リーグ分立以来、覇を競ってきたセントラル、パシフィック両リーグの「対抗戦」という趣旨もあったのだが、途中からあまりそれをアピールしなくなっている。なぜか?

19回中16回、パが勝ち越してきた

 それは年度ごとの対戦成績を見れば、わかってくる。

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〈各年のセ・パ対戦成績〉

2005年 セ104勝パ105勝7分:パが勝ち越し

2006年 セ107勝パ108勝1分:パが勝ち越し

2007年 セ66勝パ74勝4分:パが勝ち越し

2008年 セ71勝パ73勝0分:パが勝ち越し

2009年 セ70勝パ67勝7分:セが勝ち越し

2010年 セ59勝パ81勝4分:パが勝ち越し

2011年 セ57勝パ78勝9分:パが勝ち越し

2012年 セ66勝パ67勝11分:パが勝ち越し

2013年 セ60勝パ80勝4分:パが勝ち越し

2014年 セ70勝パ71勝3分:パが勝ち越し

2015年 セ44勝パ61勝3分:パが勝ち越し

2016年 セ47勝パ60勝1分:パが勝ち越し

2017年 セ51勝パ56勝1分:パが勝ち越し

2018年 セ48勝パ59勝1分:パが勝ち越し

2019年 セ46勝パ58勝4分:パが勝ち越し

2020年 コロナ禍で中止

2021年 セ49勝パ48勝11分:セが勝ち越し

2022年 セ55勝パ53勝0分:セが勝ち越し

2023年 セ52勝パ54勝2分:パが勝ち越し

2024年 セ52勝パ53勝3分:パが勝ち越し

通算:セ1174勝パ1306勝76分勝率 セ.473 パ.527

 交流戦の試合数は2006年までは各6試合の36試合、2014年までは各4試合の24試合、15年からは各3試合の18試合になった。過去19年の対戦で、パが16回勝ち越し、セはわずか3回だけ。通算の勝率でもパが.527と大きく勝ち越している。

ここ5年、セパの勝率はちょうど5割…なぜ?

 同じドラフト制度で選手を獲得し、同じ規格の球場でペナントレースを行いながら、なぜここまで差がついたのか?これまでDH制の有無や野球のスタイル、特に「投手」の違いなどが指摘された。

 日本シリーズも、オープン戦もパが勝ち越している。筆者も「DH制」が大いに関係していると思っている。しかし、この勝敗を子細に見ると、それ以外の要素も浮かんできた。

 昨年まで19回の交流戦の勝敗を5年刻みに分けてみる。

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