球団史上初の3年連続最下位……苦しんだ立浪ドラゴンズ。しかし、観客数は伸び続け、ついにあの黄金期=落合博満時代の水準になった。なぜ最下位でも観客が増えたのか? NumberWeb編集部が現地名古屋で取材したダイジェスト版をお届けする。
中日ドラゴンズは、球団史上初の3年連続最下位という成績にもかかわらず、中日主催試合の観客数が前年比107%という記録を残した。しかも、その中で女性ファンの増加が目立っている。
なぜ、勝てないチームにこれほど人が集まるのか。なぜ女性ファンが増えているのか。その謎を、長年中日応援番組の司会を務めてきた若狭敬一アナウンサーの証言をもとに解き明かしていく。
「まず中日の簡単な歴史から説明しましょう。チームの歯車が狂い始めたのは2013年でした」。若狭アナは、落合博満監督時代の黄金期(2004~11年)から振り返る。
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落合時代はリーグ優勝4回、日本一1回。歴史的な強さで、ナゴヤドームには多くのファンが詰めかけていた。しかし、落合時代の終盤から観客動員は減少傾向にあった。
そして2013年を境に低迷期へ。落合以降、高木守道、谷繁元信、森繁和、与田剛が立て直しを図るも状況は好転しなかった。
なぜ“立浪さんの3年間”で観客数が増えた?
そんな中、立浪和義監督が就任した。「それはもう盛り上がりましたよ。立浪さん人気、名古屋で凄まじいですから。注目は段違いでした。ところが結果は3年連続の最下位。私だけじゃなかったと思います。頭をボカーンと殴られたような感じです。でも、こんなことも起きたんです」と若狭アナは語る。期待が大きかった分、失望も大きかった。しかし、一方で観客数が増加し、しかも女性ファンが目立つという、誰も予想しなかった現象が起きていた。
このミステリーの鍵は、立浪監督の選手起用にある。

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