球団史上初の3年連続最下位……苦しんだ立浪ドラゴンズ。しかし、観客数は伸び続け、ついにあの黄金期=落合博満時代の水準になった。なぜ最下位でも観客が増えたのか? NumberWeb編集部が現地名古屋で取材したダイジェスト版をお届けする。

◆◆◆

 中日ドラゴンズの本拠地・バンテリンドームで、来場者100人を対象にユニフォーム着用調査を行った。3年連続最下位……成績が低迷する中でも、観客数は落合時代の黄金期並み。球場には熱気が満ちている。

 どの選手がファンから最も支持されているのか、その実態が明らかになった。今回の調査では、愛知・岐阜・三重の東海3県を「地元」と定義し、「地元・若手・独身」の3条件を満たす選手には☆印を付けている。

ADVERTISEMENT

【バンテリンドーム来場者:ユニフォーム100人調査】  

※☆が3条件(地元・若手・独身)に当てはまった選手  

※愛知・岐阜・三重の東海3県を地元選手として計算

 12人:岡林勇希(23歳/三重出身)☆  

 11人:細川成也(26歳/神奈川出身)  

 10人:高橋宏斗(22歳/愛知出身)☆  

 8人:ドアラ  

 7人:田中幹也(24歳/神奈川出身)  

 6人:石川昂弥(23歳/愛知出身)☆  

 6人:鵜飼航丞(25歳/愛知出身)☆   

 6人:大島洋平(39歳/愛知出身)  

 3人:涌井秀章(38歳/千葉出身) 

 3人:土田龍空(22歳/滋賀出身)  

 2人:大野雄大、上林誠知、高橋周平、藤嶋健人、金丸夢斗、堂上直倫  

 1人:根尾昂☆、中田翔、カリステなど16人

 このランキングから、今の中日ファンがどのような選手を「推し」として応援しているのかが見えてくる。最も多くの支持を集めたのは岡林勇希(23歳/三重出身)で12人。続いて細川成也(26歳/神奈川出身)が11人、高橋宏斗(22歳/愛知出身)が10人と続く。岡林や高橋、石川昂弥、鵜飼航丞、根尾昂といった☆印の選手は、いずれも「地元・若手・独身」の3条件を満たしている。

 この傾向は、立浪和義前監督の選手起用方針とも重なる。中日応援番組の司会を18年間務めた若狭敬一氏は、「立浪さん、若手を起用したんです。それも超がつくほど積極的に。加えて起用された選手たちには共通点があった。地元出身・若手・独身、この3つです」と語っている。実際、今回の調査でもこの条件に当てはまる選手が上位に並んでいる。

 また、球場の熱気や観客動員の増加も、こうした選手起用とファンの「推し活文化」の広がりが生み出したものだ。今回、筆者が向かった豊橋市民球場(5月13日、ヤクルト戦)では開場3時間前から多くのファンが選手バスの到着を待ち構え、チケットはもちろん完売。昨年中日主催試合の観客動員は前年比107%を記録している。

◆◆◆

<続く>

この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

#1から読む

「ドラゴンズ史上初の3年連続最下位」立浪時代は暗黒期だった? でも立浪さんのおかげで「中日の観客数増加。“落合博満時代“レベルまで増えた」

NPBHUB.COM | The Fanbase of Nippon Baseball & Nippon Professional Baseball