3年連続最下位から逆襲を期する中日ドラゴンズ。改善点はどこにあるのか。現地記者がチームで活躍する“ソフトバンク出身選手”たちに「中日とホークスの違い」を聞いた。【全2回の1回目/2回目へ】

ホークス出身選手が中日で活躍

 ドラゴンズは3年連続リーグ最下位という現実にどう向き合い、悲願のリーグ優勝へと突き進むのか――。

 ヒントがある。近年、無類の強さを見せてきたソフトバンク出身組の活躍だ。移籍してきた彼らは、中日をどう見るのか。改善点はどこにあるのか。

 打線の顔として鎮座する上林誠知、4月に移籍後初勝利を飾った剛腕・岩嵜(いわさき)翔、先発ローテの一員となりつつある三浦瑞樹。さらに、首脳陣には平成唯一の三冠王を獲得した松中信彦打撃コーチも名を連ねている。

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 ホークスの“強み”を知れば、ドラゴンズが抱える慢性的な“課題”が解決へと向かうかもしれない。そんな思いで、4人に迫ってみた。

松中コーチは即答「シートノックだね」

 まず話を聞いたのは、ホークス黄金期のド真ん中を歩いてきた松中コーチだ。当時のチームメイトは、小久保裕紀、井口資仁、城島健司、川崎宗則といった豪華メンバーである。ホークス在籍時には、リーグ優勝7度、日本一は5度も経験した。

 松中コーチに今の中日に足りないものを聞くと、即答だった。

「シートノックだね」

 てっきり打撃に関する回答だと思っていただけに、豆鉄砲を喰らったような気分になった。

 シートノックとは、試合の直前にベンチ入りの野手が全員参加する実戦形式の守備練習のことだ。試合中に起こりうる内野、外野の連携プレーなどを想定し約10分行われる。特にビジター球場は使い慣れていないため、大切な準備になる。

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