
【4000字以上・全文紹介】オンラインカジノ問題に巨人山口寿一オーナーが言及
巨人山口寿一オーナー(68=読売新聞社社長)が5月14日、違法オンラインカジノ利用の単純賭博容疑でオコエ瑠偉外野手(27)、増田大輝内野手(31)が書類送検された件に言及しました。都内で「スポーツエコシステム推進協議会」のシンポジウムに参加。スポーツ賭博や自らが関わった暴力団排除活動などについても語りました。反社会勢力が、選手に近づく様子なども赤裸々に明かしました。球団トップが、シンポジウムで語った全文を紹介します。【鳥谷越直子、斎藤直樹】
プロ野球2025.05.18 06:00

5月14日、都内でスポーツエコシステム推進協議会のシンポジウムに参加した巨人山口寿一オーナー(左)は、オコエ、増田大の書類送検について言及した
「気づくの遅れた。反省しております。というのは…」
―オンラインカジノを利用し、摘発される事例が相次いでいるという状況が、プロ野球界でも発生している。山口社長から、直近の動向を踏まえてプロ野球界の状況や動向について教えてください
読売新聞の山口でございます。今、稲垣先生からご質問ありましたけれども、この場でオンラインカジノの問題について、まずご報告しなければならないと思っておりました。
今年の2月に、1人のプロ野球選手が違法なオンラインカジノを利用していたということがわかりました。
NPBでは、直ちにすべての球団にオンラインカジノの利用者がいた場合は、自主申告をするように呼びかけました。そうしたところ、読売ジャイアンツの2名の選手を含めて、7球団15名がオンラインカジノを行っていたことを認めました。最初の1人を合わせますと8球団16名ということになります。
ジャイアンツの2名に関して申し上げると、違法性を認識しないまま興味本位で利用していたということでありました。
スマートフォンで手軽に遊べるので、ついやってしまったんだということを言ってます。ジャイアンツの2名は先頃、単純賭博容疑で書類送検をされまして、これから東京地検の調べが行われるというところにあります。
ジャイアンツの2名が利用していたのは、トランプゲームやバカラなどでありました。オンラインカジノにはポーカーゲーム、ルーレット、バカラなどと並んで、スポーツベッティングがトップページに掲載されているというサイトも少なくありません。ただし、プロ野球の選手たちは、ジャイアンツも含めて、スポーツベッティングは行っていませんでした。
スポーツベッティングについては、野球以外のスポーツだったとしても、やってはいけないという意識があって、手は出さなかったと言っています。
野球協約では野球賭博や八百長は資格処分の対象になります。選手たちはオンラインカジノが違法であるという認識は薄かったけれども、野球協約で八百長、それから野球賭博を厳しく禁じていて、それが処分の対象になるということは分かっていたので、スポーツベッティングには近づかなかったということのようです。
とはいえ、私としては、この問題に気づくのが遅れたということを悔やんでおりまして、反省をしております。
というのは、
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1973年、横浜市生まれ。金沢高ー早大。97年日刊スポーツ入社。整理部、関連会社出向、グラフィックス班を経て、静岡支局で常葉学園菊川の甲子園優勝を見届けた。
08年から野球部。記録担当(セイバーメトリクス)、アマチュア担当、遊軍、NPB担当、デスク、DeNA担当を経て、現在はMLB担当。24年はドジャースの韓国開幕戦と地区優勝を現地で見た。訪問したメジャー球場は9。全球場制覇とファンタジーキャンプ参加が夢。著書に電子書籍「メモリー球譜」。
趣味はファンタジーベースボールと城めぐり、株式投資。最近はジムでの筋力トレーニングと少年野球のコーチに、はまっている。

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