2025年3月14日11時0分
練習中、笑顔を見せる阪神佐藤輝(撮影・藤尾明華)
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>
阪神の佐藤輝明内野手(26)、中野拓夢内野手(28)の同期コンビが、今季は「中野2番、佐藤輝3番」と上位打線を形成しそうだ。20年ドラフトで1位と6位の入団。この2人のみが成し遂げてきた記録に今年も要注目だ。
レギュラー選手の証明といえるのが、規定打席への到達である。ともに新人だった21年に、佐藤輝と中野はそろって達成。これは球団初で球界全体でも62~64年の東映岩下光一、青野修三以来59年ぶり2組目だった。岩下、青野は64年までの3年連続で到達。阪神の2人は昨年24年に4年連続としており、既に球界最長だ。
なお球界では56年まで打席ではなく「規定打数」を採用していた。このときの最長は4年で、大映の菅原道裕と島田雄三が52~55年に達成。基準は少し違うが、阪神のコンビが5年に伸ばせば更新となる。
また、佐藤輝と中野はプロ入り後全年度で100安打以上を放ってもいる。2年目の22年には、球団73年ぶりの「新人から2年連続100安打以上ペア」となった。1リーグ時代の48~49年別当薫(114安打、184安打)、後藤次男(129安打、142安打)以来2組目だ。
翌年23年には、プロ野球史上の新人以来3年連続3桁安打コンビとなり、昨季24年には4年に伸ばした。今季も継続し5年連続とすれば、当分の間オンリーワンの状態が続きそうだ。
ところで今季の阪神打線の目玉「2番中野、3番佐藤輝」である。佐藤輝はプロ通算12試合で先発3番の経験がある。残念ながら打率2割6分1厘(46打数12安打)、2本塁打、8打点とやや食い足りない。
一方の中野はこの12試合中半数の6試合でスタメン2番を務め、打率3割2分(25打数8安打)と当たっていた。新3番の相棒のためにもたくさん塁に出て、多くのチャンスを回したい。
【記録室=高野勲】(22年3月のテレビ東京系「なんでもクイズスタジアム プロ野球王決定戦」準優勝)
西武対阪神 3回表阪神2死、左前打を放ちポーズをとる中野(2025年3月12日撮影)
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