オープン戦   広島0ー1ヤクルト ( 2025年3月8日    マツダ )

<広・ヤ>7回、力投する広島・佐藤柳(撮影・岸 良祐)
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 広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手(22=富士大)が8日、ヤクルト戦(マツダ)で本拠地初登板を果たした。4回から2番手で登板し、主砲の村上から空振り三振を奪うなど、4回1安打無失点、5奪三振とアピール。新井貴浩監督(48)は投球内容を評価した上で、開幕ローテーション入りの結論は持ち越した。残る先発3枠を巡り、玉村、森、ドミンゲス、常広らとのし烈な競争は続く。

 開幕ローテーション入りに向け、佐藤柳がまたアピールに成功した。0―1の4回から本拠地のマウンドに初めて上がり、5三振を奪うなど、4回1安打無失点と好投した。

 「悪いところも、良いところも見えた試合だったが、直球主体でファウルも空振りも取れていた。前回の試合よりは修正できた」

 満足までいかなくても、納得できる内容だった。4回は先頭オスナへの四球から、2死二塁のピンチを背負ったが、浜田はこの日最速となる145キロ直球で見逃し三振。1日の楽天戦では初回を攻められ、浅村に左前適時打を許したが、今回は課題としていた立ち上がりを克服し、前回痛打された直球でも、凡打の山を築いた。

 5回は1死一塁から、西川への4球目がボークの判定。「(投球の)間を変えた中で、すぐに投げようと思った」。4回に昨季盗塁なしのオスナに二盗を許したことで、意図的に間合いを変えたという。今はいろいろ試すことができる時期。シーズンに向けた学びとなった。ボークで得点圏に走者を進めたが、西川は直球で見逃し三振。サンタナも直球で詰まらせ、一邪飛に仕留めた。
 6回の先頭は昨季2冠王の村上。3球で追い込んでから、4球連続ファウルで粘られたものの、最後は145キロ高め直球で空振り三振を奪った。

 「村上さんには、向かって行くぐらい(の気持ち)で、逃げたくはなかった。空振り三振を取れましたし、自信にしていいのかなと思う」

 ここまでの実戦計3試合で9回1失点。新井監督は「真っすぐで差し込めている。ナイスピッチング」と評価しつつ、「(候補の)森もいいものを見せてくれているし、(ローテーションの決定は)まだ先になります」と当確は出さなかった。

 既に森下、大瀬良、床田は確定済み。残る3枠を巡って、9日に先発する玉村をはじめ、森、常広、ドミンゲスらもアピールを続けており、指揮官にとっては“うれしい悲鳴”とも言える。競争をさらに激化させる、佐藤柳の好投だった。(長谷川 凡記)

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