2025年2月27日6時0分


















板山祐太郎


板山祐太郎



開幕投手の話題も出てきて、球界は徐々に本番モードに入ってきた。まずは本格的なオープン戦の季節だ。そんな中、沖縄での最終実戦3試合で気がついた、というか再確認したことがある。

相手の3球団とも、昨季まで阪神に在籍していた選手がいたことだ。22日に金武で握手し、話したのは加治屋蓮だった。21年にソフトバンクから移籍。日本一になった23年はブルペンに入ると勝敗の展開に関係なく、51試合に登板した。どんな場面でも投げたタフさが記憶に残る。

「元気にやっていますよ。まだまだ頑張ります」。ラテン系ムードを漂わせる端正なマスクで笑顔を浮かべ、話してくれた。昨年、阪神を戦力外になったが楽天と契約し、今季へ挑む。

23日の中日戦(北谷)では板山祐太郎がスタメンだった。23年限りで阪神を自由契約になったが中日と育成で契約。その後、支配下になり、昨季は過去8年でキャリアハイの65試合に出場し、今季も十分、戦力となる様子だ。

さらに24日、DeNAとの練習試合(宜野座)では昨年まで在籍した浜地真澄、岩田将貴が投げた。ともに26歳とまだ若く、新天地での活躍が期待される。

他にも「阪神OB」選手は他球団にいる。この状況を見て、言い方が正しいかどうかは分からないが阪神は強くなったな、と思うのだ。もちろん、過去にも阪神を出て、他球団でプレーした選手がいるが、今はまずまずの戦力をリリースしている、という印象だ。

「それは大事ですよ。選手個人にとっては長くプレーすることが重要でしょう。ウチでなくても他球団で現役としてプレーしてくれるのはうれしい。もちろん、そういうことも考えています」

以前にそんな話をしたのは阪神の球団本部長・嶌村聡だった。チームだけでなく、選手にとって働き場があるかどうかを考えるのもフロントの仕事。「構想外」という言葉もあるが、文字通り、そういうことなのだろう。

だが、はっきり言って戦力不足のチームではなかなかできないこと、とは思う。以前と違い、ドラフトもうまく進み、FAや外国人選手に頼らなくても毎年、レベルの高いチームを構成できている。人気に実力が追いついてきたということか。あとは、もっと優勝回数を重ねてほしい、と真剣に思う。(敬称略)【高原寿夫】(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「虎だ虎だ虎になれ!」)






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