投手指名練習に参加した床田
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 広島・床田寛樹投手(30)が4日、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場での投手指名練習に参加した。今春初の実戦登板となるあす6日のロッテ戦(ZOZOマリン)に向け、キャッチボールなどで調整。正捕手・坂倉将吾捕手(26)が「右中指末節骨骨折」で開幕絶望となったことで、今後の実戦では、ベテランの会沢翼捕手(36)を含めて若手の清水叶人捕手(20)、高木翔斗捕手(21)らとバッテリーを組むことが予想される。経験と実績がある9年目左腕は、若手捕手を“リード”して、成長を促していく構えだ。

 床田が実戦モードに突入する。あす6日のロッテ戦で今春初の実戦に臨む。2イニングを予定している初登板初先発を前にテーマを掲げた。

 「バランス良く投げること。(春季キャンプで)やってきたことを継続してやれたら」

 春季キャンプでは2度のシート打撃に登板するなど、調整は順調に進んでいる。また、投球の幅を広げる目的で新スライダーの習得にも本格着手。従来のスライダーは球速125キロ前後で斜めに曲がる特徴があったが、新球は球速が遅く、横に曲がるのが特徴だ。現状、納得のいく精度まで上がってはいないものの実戦舞台で試投し、打者の反応などを確認する作業を進める。

 既に、開幕ローテーション入りは確定的で今後は3、4度の実戦調整を予定。「(球数が)足りなかったら、ブルペンで球数を増やしたり、打者に立ってもらって投げたりもできる」。実戦で不足したものは練習で補いながら、徐々に調整のピッチを上げる予定だ。

 開幕まで1カ月を切った中、チームでは痛いアクシデントが発生した。正捕手・坂倉が「右中指末節骨骨折」で開幕が絶望的。今後はベテランの会沢に加えて若手捕手の清水、高木らとバッテリーを組む機会が増えることが予想される。通算48勝左腕は“一心同体”を目指し、若手捕手をリードする考えを示した。

 「僕も誰と組むかは分からない。チーム的には痛いですけど、良いものを見せるために、しっかり話をしながらやれたら」

 床田自身、若手捕手とバッテリーを組んだ際には「若い子はあまり(配球など)言いにこないことが多い」と遠慮が目立つという。だからこそ、「自分がどういう投手で、どういう(球種の)使い方があるのかを分かってもらうためにも、会話をしないとダメ」と経験と実績ある背番号19がけん引する覚悟だ。

 「グラウンドに立てば、先輩後輩は関係ない。勝つために個々がやるべきことをやらないといけない。遠慮はいらない。どんどん話をしていければ」

 正捕手不在は大きな痛手。そのマイナスをプラスに変えてみせる。近い将来も見据える9年目左腕が背中と行動で若手捕手の成長を後押しする。 (長谷川 凡記)

 《坂倉には「焦らんでいいけど早く帰ってこい」》C…床田が「右中指末節骨骨折」で離脱した坂倉の早期復帰を願った。同僚の大瀬良からの連絡で負傷を知ったといい、「ビックリした。坂倉には“焦らんでいいけど、ゆっくりしすぎず早く帰って来い”と(連絡した)。カバーするから、帰ってきたら全員助けろよとは言っています」と連絡したことを明かした。坂倉からは「(復帰したら)みんなを助けられるように頑張ります」と返事をもらったといい、正捕手の状態を気遣っていた。

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