2025年2月14日11時0分
9日、阪神紅白戦で3回、3番手で登板した白組椎葉剛
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>
阪神椎葉剛投手(22)が正念場を迎えている。春季キャンプ第2クール最終日、9日の紅白戦で2回6安打4失点を喫し、チャンスを生かすことができなかった。「1月の自主トレからキャンプの第1クールまでは良い感覚で投げられていた。第2クール入ったあたりから徐々に感覚がずれていって(悪い時に)戻ったなって感じです」。
四国IL・徳島時代に159キロをたたき出し、2023年ドラフト2位で入団。高い期待を受け、ルーキーイヤーは1軍キャンプに抜てきされた。しかし1軍登板はなく2軍で23試合登板、防御率4・45と消化不良の1年目となった。
シーズン中に少しずつ狂い始めた歯車が、1月の徳島自主トレでかみ合い始めたところだった。「この感じで投げればある程度いけるんじゃないかと。沖縄に行けば体も動くので、もっと良くなるんじゃないかと思っていたんですけど…。今は逆に(感覚が)悪くなっている」。紅白戦登板翌日の10日は休日返上でトレーニングに励んだ。
椎葉が意識する感覚は「下半身の使い方」だ。「右足でプレートを蹴った勢いを左足にしっかり乗せる。力を縦方向に伝えることを意識しています」。逆に状態が悪い時は「地面をかむ感覚がなくて力がいろんな方向に逃げてしまう」。第3クール初日はブルペンで50球投じた後、右足をパイプ椅子に乗せながら投球し、下半身の使い方を再確認した。
「何かがハマればビタビタッとハマる気がするんですけどね。もう1つ何かが足りない」。理想の投球を作り上げるラストピースを見つけた時、椎葉はどんな球を見せてくれるのか。「あと1個つかめれば良い感覚になると思う」。そのポテンシャルは誰もが認めるところ。トンネルの出口を見つけるべく、具志川で鍛錬の日々が続く。【阪神担当=山崎健太】
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