「ひと言で言えばもったいない。そういう1年だった」。年俸が増えても岩田がまず口にしたのは反省の弁だった。

 今季は防御率3・22ながら8勝10敗と負け越し。「優勝が目の前に見えている時に勝ちきれなかったし、そこらへんがまだまだだった」と話した通り、V争いが佳境に入った8月以降2勝5敗と大きく負け越した。だが、そんな岩田に対するチーム内の期待は天井知らずの急上昇中。ある球団関係者は「来季は大活躍、間違いない。藤浪より活躍するだろうし、20勝もいくんじゃないか。とにかく来年のあいつはやる。みんなそう確信している」と鼻息荒く断言するのだ。

 近年は先発4、5番手に甘んじ、エース扱いなどされたこともなかった岩田の大ブレークが、どうしてここにきて予言されるのか。きっかけは11月24日の球団納会で金本新監督が放った「(起用する)ピッチャーは藤浪、メッセ、能見、岩田、福原。それ以外は全部ポジションは空いています」という言葉だ。

 別の関係者は「あれで岩田は相当、気合が入ったみたい。もともとレギュラー確約があったからって怠慢になる選手じゃないけど、それよりも、これまでの首脳陣から、なぜか重用されなかった経緯がある。だから、あの金本発言を意気に感じてかなりやってくれるはず。あそこまで言ってもらえるのは久々だから」と説明する。

 確かに今季までの和田政権下では調子が良くても日程次第で登板を飛ばされることもしばしば。登板予定日に雨が降ればスライドせずに登板がなくなったりすることも多々あった。

 チームメートからも「扱いが悪いんじゃないですかね」と同情されるほどだったが、そんな“不遇”から一転、一気に先発のレギュラー確約となっただけに「必ずそれに応えるはず」と期待されているわけだ。

 首脳陣も「打たれる時は考えすぎている時だったり、もともとメンタルが投球に影響しやすい選手。だから、もうちょっとわれわれが信頼すれば変わるはず。そこさえ解決すれば一皮むけてくれる」と来季プロ11年目の岩田の“大化け”に自信満々。

「来年は200イニング登板が実際できるようにやっていきたい。エース級に当たっても負けない。そう言えるように頑張りたい」と“エースキラー”まで宣言した岩田。
引用元 東スポWeb 12月17日(木)10時0分配信

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